BMIと体脂肪率について【ダイエットや健康のために】

BMIと体脂肪率について

投稿日：10月 6, 2017

BMIと体脂肪率は一般的に知られていますが、しっかり理解できている人は非常に少ないと思います。私も「言葉」を知っているだけで内容は理解していませんでした。パーソナルトレーニングでプロのサポートを受けながらこれらを理解することで今まで自分がどれだけ無知のまま生活していたのかを実感しました。「BMI」と「体脂肪率」を理解しておくことはダイエットにも将来的な健康にも役立ちます。もちろん家族のためにも覚えておくことが良いかと思いますので私が勉強したことをお伝えしていきます。

健康診断などでよく見る「BMI」とは何??

健康診断などで絶対に出てくる数値の１つである「BMI」。BMIとは「Body Mass Index」の略で、体格を表す指数となっています。国際的にも広く普及している数値であり、体の中に占める「脂肪量」との相関が高いことから日本肥満学会が判定基準の統一を目指して低減しているそうです。ちなみに「BMI」の計算方法は案外簡単で体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値となります。

BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

BMIの基準

18.5未満：痩せ

18.5以上25未満：普通

25以上30未満：やや肥満

30以上：肥満

BMIの値を参考にできるのは「成人」の方なので未成年の方には当てはまりません。BMIの理想的な値は「２２」とされており、この数値は疾病率が最も少ないと言われています。

「隠れ肥満」はBMI数値が参考にならないので注意が必要!!

BMI数値は「身長」と「体重」から求められる数値なので簡単に数式で求められますが、それゆえに「体重は標準」でも実は「隠れ肥満」というかたちで体脂肪率が多く筋肉量が少ない健康的に危ない人が見落とされがちなのが問題となっています。

よく体重を気にするよりも見た目(サイズ)が大事とも言われますが、まさに脂肪は軽く、筋肉は重いの象徴とも言えます。ダイエットをしている人はどうしても「体重」を気にしてしまいますが、体組成計で中身をしっかり把握することが重要です。

体脂肪率を理解しましょう!!

体脂肪率とは体に占める脂肪の割合です。体脂肪は活動エネルギー源になるだけでなく「体温を保つ」「外的衝撃から体を守る」「皮膚に潤いを与える」「滑らかなボディラインを作る」「正常なホルモンの働きを保つ」などたくさんの重要な役割があります。

しかし、体脂肪率が高すぎると「高脂血圧」「高血圧」「糖尿病」などの生活週間病の原因になってしまいます。

現在は子供の肥満も多くなってきており問題視されていますが、それは成人と同様に「高脂血圧」「高血圧」「糖尿病」と言ったさまざまな健康障害を引き起こす可能性があるからです。

また、子供の肥満は多くが成人肥満へ移行するという報告があるため、子供だから肥満は許されるなんてことは全くありませんので子供のうちから体脂肪率を意識することが必要とされています。

体脂肪率が増加し肥満に伴って起こりやすい病気一覧

・脳卒中

・心筋梗塞

・高血圧

・高脂血圧

・動脈硬化

・痛風

・脂肪肝

・変形性

・膝関節症

・呼吸器疾患

・無呼吸症候群

・胆石症

・性ホルモン異常

など

子供の無理なダイエットはやめよう!!

子供でもダイエットをしたいという願望のある子はいます。しかし子供は大人と違い「身長」「体重」「筋肉」「骨」といった体組成がとてつもなく成長する大切な時期です。その時期に食事と抜くことや極端な食事制限などの無理なダイエットを行うと必要な「脂肪」「筋肉」「骨」が増えなかったりと成長しなくなってしまいます。脂肪が少ないと女性ホルモンの分泌に異常が起こり生理がとまってしまうこともあります。

自分自身の体を知り、栄養バランスのとれた食事、適度な運動といった規則正しい生活週間を身につけることが大切です。